|
|
|
残念ながら、大阪の国際的な知名度は決して高くはない。あるいは、国内においても、必ずしも好印象を持って受け入れられているとは言いがたい。それは、お笑い、たこ焼きといったマスメディアが供給する単一的なイメージしか発信できない点に理由がある。
まず、私たち自身が大阪の多様かつ個性あふれる都市イメージを認め、それを積極的かつ戦略的にプロモートしていかなければならない。それは東京を媒介して発信されるのではなく、大阪から直接、全国、そして世界に向けて発信されるものである。また、発信される情報は、抽象的なビジョンやキャッチフレーズではなく、さまざまな人々に具体的に訴求するコンテンツの充実がはかられなければならない。
また水の都や歴史都市といった大阪固有の特徴を、うまく訴求することが考えられるべきだ。 |
|
|
大阪の都市イメージを全国、そして世界にプロモートしていくためには、戦略的な視点とそれを推進する主体が必要である。今日においては出版やテレビ番組製作の拠点が東京に偏在しており、そのため、大阪の一体的なセルフ・イメージが発信されることなく、東京で加工されたステレオタイプの大阪イメージが、大阪の意思や思惑とは関係なく、一人歩きしている状況にある。
そうした状況から脱し、大阪の意思としての都市イメージを発信、プロモートしていくため、関係諸機関の横のネットワークを構築し、戦略的なプロモーションの展開方策を検討し、支える推進主体の設置が必要である。 |
|
|
ITの急速な発展と、劇的な普及は、コミュニケーションのありように革命的な変化をもたらしている。インターネットによって人々は、同時に、多元的に、そして多発的にコミュニケーションをすることが可能となり、人と人との出会い、そして交流のありように大きな変化をもたらしている。いまや、インターネットは情報伝達手段として、さまざまな場面で欠かすことのできないものとさえなっている。
ITは、今後もより一層高度化・多様化し、さまざまなところで欠くことのできない技術として定着していくことが予想されるが、大阪の都市イメージのプロモートにおいても、重要なツールとして活用されるべきである。 |
|
ごあいさつ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 TOP |