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9.文化の産業化、産業の文化化|第三次グランドデザイン|関西・大阪21世紀協会

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9.文化の産業化、産業の文化化
 
◆産業としての文化のポテンシャル
 人々のニーズや価値観は高度化・多様化しており、より高い付加価値が求められている。この時代潮流のなか、多様性を内在する文化価値は高まっている。
 たとえばイタリア・ミラノでは、そのデザイン性を前面に押し出し、産業の文化化、すなわち文化価値によって産業の競争力を高め、ひとつの都市文化ブランドとしての産業の活性化に成功している。そうした取り組みを範として、大阪においても産業の高付加価値化に向けた産業プラットフォームとしての文化の創造に取り組む必要がある。
 この発想と方法論は、ファッション産業ばかりでなく、第二次産業全般に、さらには第一次、第三次産業まで広げていくことができる。
 
◆産業のブランド化
 近代以降、大阪は工業都市として発展してきた。特に繊維産業は大阪の誇る基幹産業であり、文化価値のポテンシャルを最大限に活かしたブランド化が期待される。繊維産業のブランド化にあたっては、既存製品の販売促進ばかりでなく、近年、ロンドンにおいて韓国人デザイナーやアーティストによるデザインが成功を収めているように、異文化のテイストを取り入れながら新しいデザイン製品の開発を進めることによって、国際競争力のあるブランドの育成が求められる。
 それは、ファッション産業ばかりでなく、他の産業全体に当てはまる。わが国全体が産業構造の転換を迫られている現在、文化価値のポテンシャルを活用した、産業のブランド化・高付加価値化は緊急の課題であると言える。
 
◆大阪発のエンターテイメント産業の創出
 文化産業は、<文化立都・大阪>における基幹産業のひとつでなければならない。すなわち、大阪で創造される文化のコンテンツが新たなビジネスモデルを派生させ、産業として自立していく必要がある。  例えば、映像関連の産業である。海外では、ロケ地のプロモーションに先駆的にとりくんだニューヨークや、国の支援を得て、映像産業の振興に成功した釜山などの先例がある。大阪にあっても固有の映像産業の創出がはかられてもよい。
 また、キャラクター・ビジネスをはじめとするソフト産業は、比較的少ない初期投資によって参入することができる。大阪発の文化ソフト産業がでてくることを期待したい。
 大阪発のエンターテイメント産業の成長・発展は、<文化立都・大阪>の都市イメージのプロモーションと連動することで、結果として、他産業の高付加価値化への波及効果を生みだすことが大いに期待できる。
 
◆文化への投資
 以上のような文化価値のポテンシャルをかんがみ、先行投資として創造者を育成していく場、すなわち産業プラットフォームとしての文化の育成が期待される。<文化立都・大阪>の実現に向けての取り組みとして、かつて「タニマチ」の語源となった大阪の伝統的気質からも、新たな文化への投資が期待される。
 
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