江戸時代の中之島周辺は、蔵屋敷の町でした。全国の各藩は、ここに年貢米や特産物を運び込み、相場を見ながら販売したのです。江戸時代後期の蔵屋敷は、中之島の中だけで40余りを数え、その周辺地区も加えると100近い蔵屋敷が並んでいました。そして中之島には船場や天満との間に10本以上の橋が架けられ、大阪の中心地として繁栄したのです。その橋は、近代になると鉄橋に架け替えられますが、大阪の橋は建築家がデザインを指導したものが多く、質の高い装飾が見られます。今日のクルーズでは、そのような蔵屋敷と橋を中心に案内いたします。