江戸時代に、天下の台所として繁栄した大阪は、明治維新の後、一時的に衰退しました。しかし、明治20年代ころから紡績業の発展を基盤にして、それまでの商業都市から、新しい工業都市として復興していきました。一方、中之島も明治維新の後は、蔵屋敷の廃止に伴い、一時期はさびれますが、やがて市役所や日銀、公園などが整備され、大阪の中心地として復興します。その過程で、大阪有数の近代建築が中之島周辺に建設されました。今日はその様子を船の上からご案内します。