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関西・大阪21世紀協会は「文化力向上」「関西・大阪のイメージ向上」「水都大阪まち育て」の三本を軸に「関西・大阪の文化力向上」を目指します

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鉄板鍋

分類

だし:醤油、酒、みりん、味噌、コチュジャン、唐辛子
つけだれ:なし
シメ:雑炊、うどん

特徴

鉄板鍋

メイン具材はホルモン。ハラミ、テッチャン(大腸)、センマイなどの牛ホルモンや、牛バラ肉、豚バラ肉、鶏肉などの肉類がふんだんに入る。野菜はキャベツ、ニラ、モヤシ、タマネギなどを鍋から溢れるほどに、てんこ盛りにする。たっぷりの生ニンニクのスライスがのっているのもその特徴のひとつ。その他、豆腐、トック(韓国の餅を薄切りにしたもの)、ウインナー、うどんなどさまざまな具材を加えながら食す。飲食店では、肉と野菜が基本のセットでバラエティに富んだ具材が追加用として用意されていることが多い。

だしは甘辛く、醤油やみりんをつかった割り下に似た味付け。好みでコチュジャンを加える。丸くて浅いステンレスの鍋にだしをはり、肉と山盛りの野菜を加えて火にかけ、野菜が鍋に収まるくらいまで煮えたら出来上がりだ。
鍋と言えば、冬のイメージもあるが、鉄板鍋はピリ辛で、スタミナ満点のため、夏場の需要も高い。

シメは刻みネギと卵を加えた雑炊。うどんでシメる場合もあるが、どちらもこってりした締めくくりとなる。

歴史

鉄板鍋

鉄板鍋は1991年に大阪府寝屋川市の焼肉店を営んでいた木下家によって創り出された比較的新しい鍋料理と言われている。家族みんなで楽しく食べたすき焼きをベースにピリ辛のタレを使った韓国風の鍋を考案し、「鉄板鍋」という名を付けた。
その味を広める為に「焼肉料理きのした」だった店名を「鉄板鍋きのした(現在は本家本元木下屋)」に変え、現在では関西圏に複数店舗を構えている。
 
浅くて丸いステンレスの鍋に野菜や肉がてんこ盛りにされた鍋は見た目にも楽しい。またボリュームがあって安い、というのも関西で定着した理由の一つだろう。

大阪市内、府内にいくつかの専門店があり、それらの店舗が京都や東京に支店を出している。また、鉄板鍋の元祖と言われる「木下屋」は大阪出身のお笑いタレントTKOの木下氏の実家である。

素材

<主な具材>
★牛肉・牛ホルモン(バラ、ハラミ、大腸など)
鶏もも肉、豚バラ肉、ニラ、キャベツ、タマネギ、モヤシ、キムチ、豆腐餅
シメ:雑炊、うどん
<だし>
醤油、酒、みりん、味噌、コチュジャン、ニンニク、唐辛子など
<つけだれ・薬味>
なし

この素材に注目

用いる肉の種類に決まりはないが、牛肉・牛ホルモンははずせない

・肉、野菜などの具材は適当な大きさに切る
・すき焼きに似た甘辛いタレを作る
・タレ、すべての具材を鍋に盛り加熱する
・野菜がしんなりして、肉がよく煮えたら出来上がり
・シメはごはんやうどんを残り汁に絡めて食べる

POINT

・具材は鍋の上にてんこ盛りにする
・生ニンニクの薄切りをたっぷりと

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