関西・大阪21世紀協会は「文化力向上」「関西・大阪のイメージ向上」「水都大阪まち育て」の三本を軸に「大阪の文化力向上」を目指します。

“愛染さんから住吉さんまで”と言われるとおり、６月３０日の愛染さんから始まって、25日の天神祭でピークを迎え、７月３１日の住吉さんで終わるといわれ、大阪の7月の暦は夏祭りで埋め尽くされる。

一般的に日本の祭りといえ春秋。春は農耕と稔りの予祝祭、秋は作物の収穫への感謝をささげる祭り。なのに大阪ではなぜ夏祭りがこれほど盛んなのか？
夏祭りは、夏の季節に多い疫病をはらうための「夏越のお祓い」(なごしのおはらい)のための祭りである。暑さを乗り越え、疾病や飢饉などの災難を逃れ、半年間の罪けがれを払い、残り半年を無事すごせるようにとの祈りがこめられた都市型祭礼である。
近世の大阪は人口40万人の大都市。大阪の夏祭りは、農村での祭りとは違った、人が集まり住む都市ならではの生活スタイルを反映したものなのだ。

日本全国を訪れた幕末の志士清川八郎は、人気柔弱で外美を好む京都、人気荒く祭礼の競い合いが鋭どすぎる江戸に対して、大坂の祭りは「剛柔相かない、人情において中道というべきなり」とその洗練された雰囲気を評価している。すなわち、剛と柔が調和する洗練された大阪の夏祭りは洗練された大阪の文化を反映したものといえる。

このページでは、関西・大阪21世紀協会の職員が2年（2009～2010年）がかりで取材してきた｢大阪夏祭りカレンダー｣を日々更新しています。
あなたも大阪の潜在的な魅力を探りに出かけてみませんか？

＜祭りの様子＞ ～2011年～

難波八阪神社 船渡行＜動画＞

神社杭全神社 夏祭＜動画＞

高津宮 夏祭＜動画＞

＜レポート＞ ～2011年～

四天王寺「聖霊会」

生國魂神社「いくたま夏祭り」

生根神社「だいがく祭り」

住吉大社「住吉祭り」